神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)は2025年12月19日(金),「2025年度トライボロジー技術フォーラム~低炭素社会の実現に向けた摩擦低減システムの開発~」をリアル会場(KISTEC所内,神奈川県海老名市)およびオンライン(Zoom)のハイブリッド形式で開催する。
同フォーラムでは,大阪公立大学の桑原 卓哉 氏,モトラの岩田 拓実 氏,KANO Consulting Office 代表の加納 眞 氏を講師に招き,低炭素社会の実現に向けた摩擦低減システムの開発を背景に,環境配慮型の低摩擦技術開発について講演する。
また,KISTECではカーボンニュートラルの実現,SDGsの観点から,ダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜と環境負荷の小さい潤滑油を用いた超低摩擦化技術の開発に取り組んでおり,今回は,糖アルコール水溶液下で超低摩擦特性を発現したta-C膜のしゅう動面性状について解説する。
なお,会場参加者は,KISTECのトライボロジー関連設備見学会も予定されている。同フォーラムの開催概要,申込先については以下のとおり。
<2025年度トライボロジー技術フォーラム 開催概要>
- 日時:2025年12月19日(金) 13:30~16:30
- 開催方法:ハイブリッド開催
【会場】KISTEC海老名本部 2階カンファレンスルーム
【オンライン】Zoom - 参加費:無料
- プログラム:
13:30–13:35 オープニング 横内 正洋 氏(KISTEC 機械・材料技術部 部長)
13:35–14:20 「DLCの超潤滑:シミュレーションによるミクロなメカニズムの理解」
桑原 卓哉 氏(大阪公立大学 大学院工学研究科機械系専攻 講師)
14:25–14:55 「クランクジャーナルとすべり軸受の焼付き現象の解明に向けた研究」
岩田 拓実 氏(モトラ 研究員)
15:05–15:35 「環境調和型潤滑剤とDLCの組合せによる歯車適用」
加納 眞 氏(KANO Consulting Office 代表)
15:40–16:00 「糖アルコール水溶液下で超低摩擦特性を発現したta-C膜のしゅう動面性状」
吉田 健太郎 氏(KISTEC 機械・材料技術部 材料物性グループリーダー)
16:05–16:30 KISTEC内トライボロジー関連設備見学 ※見学は会場参加・希望者のみ - 申込先:https://www.kistec.jp/forum/20251219tribology/ (’25 11/5)








