2025年8月27日

オルガノ,冷却水薬剤濃度自動制御装置「オルチェイサーV」を販売開始

アーステック

オルガノは,冷却水系で使用する薬剤濃度自動制御装置「オルチェイサーV」の販売を開始した。

同製品は,従来品を大幅に改良したリニューアルモデルであり,幅広い施設の冷却塔における冷却水処理剤のリアルタイム濃度測定および自動制御を実現する。また,薬剤濃度の管理精度を向上させ,消耗品の交換頻度を従来品の1/5に削減しメンテナンス性を大幅に向上させている。薬剤の適正添加を実現することで,薬剤経費の最適化を図ると同時に,排水中の薬剤成分を最小限に抑え,環境負荷の低減にも寄与する。

冷却水処理剤は,冷却塔で発生する三大障害(スライム,スケール,腐食)を防止し,熱源設備の安定稼働や省エネルギー化を支える重要な役割を果たすが,これらの処理剤が十分な効果を発揮するためには,薬剤濃度の適切な管理が必要不可欠であり,それを実現するための高精度な薬剤注入装置が求められる。冷却処理水は主に,半導体工場や化学工場などの製造業施設,商業施設やオフィスビルといった空調施設,さらには近年需要が拡大しているデータセンターなど,冷却塔を利用する幅広い分野にわたる。(’25 8/27)

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