三洋化成工業は,ロジスティクス業界のグローバルリーダーであるDHLサプライチェーンと,日本国内における5年間のリード・ロジスティクス・パートナー(LLP)契約を締結した。DHLは,三洋化成の物流子会社である三洋化成ロジスティクスが担っていた三洋化成および三洋化成グループの国内物流機能を継承し,効率的かつ持続可能な物流業務の実現を目指す。なお,同契約に伴い,2025年10月には,三洋化成ロジスティクスの従業員,約30名がDHLへ継承される。
同LLP契約の下,DHLは三洋化成および三洋化成グループの国内5拠点(名古屋,衣浦,鹿島,京都,川崎)の工場内物流拠点において,入荷,保管,出荷,付加価値サービス,輸配送管理サービスを包括的に提供する。これにより,倉庫業務の最適化,輸配送業務の改善,国内配送ネットワークの統合,業務プロセスの標準化,効果的な管理手法の確立などを推進し,三洋化成および三洋化成グループのコスト削減を実現する。
また,日本の物流業界が直面する労働力不足と輸送キャパシティの制約に対応し,持続可能な物流基盤の確立を推進していく。(’25 5/14)