日本精工と東京大学は,「サービスエクセレンス」の共同研究契約を締結した。
顧客の“非常に大切にされている”,“自身の期待を超えている”といった感情は「カスタマーデライト」と呼ばれ,これを実現する優れたサービスは「エクセレントサービス」と呼ばれる。「サービスエクセレンス」は,エクセレントサービスを一貫して提供するための組織の能力と定義されている。
同活動は,同社の品質保証本部と東京大学の大学院工学系研究科および東京大学 総括プロジェクト機構 「QualityとHealthを基盤におくサービスエクセレンス社会システム工学」総括寄付講座による共同研究であり,品質面からのビジネス競争力強化のために,サプライヤーの立場を生かしたサービスエクセレンスの実装方法論およびエクセレントサービスの設計方法論開発を目指す。
現在,サービスは製造業においても欠くことができない。グローバル化が進み,サービスの受け手が世界中に広がった今,サービス発信側の思いを伝える「おもてなし」という属人的で伝承的な考え方だけでなく,「サービスエクセレンス」という,受け取り側の体験(顧客体験)まで捉えた,組織的で体系的な取り組みを実装することは,市場での成功,ひいては組織の持続的発展につながると同社は考えている。(’25 4/2)