トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は,2025年2月21日(金)に,理化学研究所 和光研究所 鈴木梅太郎記念ホール(埼玉県和光市)およびオンラインによるハイブリッドにて,第27回シンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」,および第17回岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)の贈呈式と受賞者による記念講演を開催した。
岩木賞は,表面改質,トライボコーティング分野で多大な業績をあげられた故 岩木 正哉 博士の偉業をたたえ,当該技術分野およびその関連分野において日々努力・研鑽する個人,法人,団体の業績を表彰するもの。当日は,大森 会長による挨拶の後,第17回岩木賞を受賞した3件(大賞,優秀賞,事業賞)に対して,熊谷 泰 氏(トライボコーティング技術研究会 副会長)より賞状,盾が授与され,受賞者による記念講演3件が行われた。講演内容は以下のとおり。
- 記念講演1(岩木賞 大賞) 「グラッシーカーボンを用いたロール状モスアイ金型の開発」 谷口 淳 氏(東京理科大学 先進工学部 電子システム工学科 教授)
- 記念講演2(岩木賞 優秀賞) 「液中プラズマCVD法を基盤技術とした鋼表面へのダイヤモンド直接蒸着法の開発」 豊田 洋通 氏(愛媛大学 教授),白石 僚也 氏(山口大学 准教授)
- 記念講演3(岩木賞 事業賞) 「PCS Instruments – Tribology Testing, Past and Present」 Tom Welham 氏(PCS Instruments) (’25 3/19)