2025年2月5日

「第23回工作機械のトライボロジー研究会」開催される

アーステック

日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)である「工作機械のトライボロジー研究会」(主査:野口 昭治 氏,東京理科大学)は,2025年1月27日(月)に東京理科大学 森戸記念館(東京都新宿区)で第23回研究会を開催した。

同研究会は工作機械に関わるトライボロジーの課題を幅広く取り上げ,各分野の技術交流と自己研鑽を目的として2015年より活動している。工作機械や各種機械要素(転がり軸受,流体軸受,すべり案内面,リニアガイド等),潤滑剤,加工法,加工油剤,工具等に関係する研究者や技術者が多数参加している。

当日は野口 主査の挨拶の後,下記4テーマの講演が行われ,講演後には活発な質疑応答が行われた。


  • 「表面微細構造(粗さ・うねり)が境界潤滑特性,および耐ピッチング性能に与える影響」 糸魚川 文広 氏(名古屋工業大学)
  • 「研削加工時のAE信号を用いた工作物表面粗さ推定技術の開発」 今 智彦 氏(福井大学)
  • 「軸受保持器の高速ホワールに対する保持器可動領域に基づく考察と対策」 辻村 奈央 氏(NTN)
  • 「リニアガイドにおける電食損傷形態」 堀田 智哉 氏(関東学院大学)  (’25 2/5)

Related Posts

バリ取り・表面仕上げ・洗浄協会,2025年度総会が開催される

バリ取り・表面仕上げ・洗浄協会,2025年度総会が開催される

バリ取り・表面仕上げ・洗浄協会は2025年3月25日(火)に都内で「2025年度総会」を開催した。冒頭に理事長の北嶋 弘一 氏(関西大学名誉教授)から「当協会設立時の目標の一つとして,地方で協会としての展示会への出展があった。現在は大都市だけでやっていますが,地方の方が中々足を運べていない状況です。昨年は長野県飯田市で実施しましたが大変好評でした。今年は9月に静岡県浜松市,12月には長野県諏訪市で展示会の予定をしております。地方の方が気軽に足を運べるような協会にしたいと思います。」と挨拶が行われた。...

スギノマシン,大容量モデル水素圧縮機用水素ブースターの供給開始

スギノマシン,大容量モデル水素圧縮機用水素ブースターの供給開始

スギノマシンは,カーボンニュートラルの取り組みとして,主にバス・トラックなどの燃料電池大型商用車(以下,FC HDV)向けの大規模水素ステーションに対応する川崎重工業製「大容量モデルの油圧ブースター式水素圧縮機(水素供給能力600Nm³/h)」に搭載される水素ブースターの供給を開始する。

Share This