DMG森精機は,ドイツ・ゲッティンゲンに本社があるMahrグループとDMQP(DMG森精機認定周辺機器)パートナーシップを締結し,表面粗さ測定機「MarSurf MC 510」を認定した。
DMQPは,同社製品の周辺機器において,品質・性能・保守性に優れた製品を認定するもので,同社の工作機械と,高性能・高品質な周辺機器との最適な組合せにより,顧客の垂直立ち上げと,生産性向上を実現する。
MarSurf MC 510は,切削加工環境下においても,ワークの表面粗さを最大Rz 1μmの精度で自動測定できる測定機。ツールマガジンから呼び出され,工具主軸に装着された後,自動で測定プロセスを開始する。計測工程は外部PC内のソフトウェアで制御可能で,ワイヤレス通信を介して MarSurf MC 510と双方向通信を行う。PCは加工機のNCプログラムとも連携し,取得データはさらなる分析にも活用できる。現在PCで使用するソフトウェアは,2025年の春までに,同社の制御プラットフォーム「CELOS X」に統合予定となっている。(’24 12/18)