潤滑油協会は,2024年11月27日(水),ウインクあいち(名古屋市中村区)およびオンラインのハイブリッド形式で「2024年度潤滑油製造業地方研修会(名古屋)」を開催した。
同研修会は,資源エネルギー庁の支援のもと,潤滑油の品質確保事業等への支援事業(資源エネルギー庁補助事業)の一環として,潤滑油技術等に携わる人材を育成するために必要な潤滑油関連情報を提供することを目的に開催している。
潤滑油製造業近代化委員会 技術分科会長の滝島 克巳 氏(三和化成工業)の開会の挨拶の後,宮﨑 剛匡 氏(宮﨑労働安全衛生コンサルタント事務所 代表)が「労働安全衛生法改正に伴う化学物質の自律的な管理や適切な保護具の使用について」のテーマで,化学物質やリスクアセスメントについて詳しく説明した。
また,二宮 至成 氏(スズキ 二輪パワートレイン技術部主査・HySE研究ステアリング委員会 委員)が「水素小型モビリティ・エンジン研究組合「HySE」について」と題し,川崎重工業,カワサキモータース,スズキ,トヨタ自動車,本田技研工業,ヤマハ発動機,デンソーで構成され,水素エンジンの研究,水素充填システム・燃料供給システムの検討を目的に2023年5月に発足した技術研究組合「水素小型モビリティ・エンジン研究組合(HySE)」の概要や取り組みについて紹介した。(’24 12/11)