ENEOSは,Cogniteのデータプラットフォーム「Cognite Data Fusion®」を活用し,これまで分散していた複雑で多様なデータを一つの仮想空間に統合することで,製油所におけるエンジニアリング業務の効率化を図る「製油所のデジタルツイン基盤」構築に向けた取り組みを開始した。
今回開始した取り組みは,体系的に整理された情報を瞬時に取得し,エンジニアの生産性を高め,業務効率化や信頼性向上へと繋がる。具体的には,「Cognite Data Fusion®」を核とした独自のデータプラットフォームの導入を,2024年度下期から4拠点(仙台製油所,川崎製油所,堺製油所,水島製油所)に開始し,2026年度までにENEOS製油所の全拠点での運用開始を目指す。
将来的には,蓄積されたデータとAI機能を活用したエンジニアリング業務支援の業務プロセス自動化などを達成しつつ,製油所トラブル削減やエンジニアの技術伝承の一助になることを目標とする。(’24 10/23)