アマダプレスシステムは,神奈川県伊勢原市の伊勢原鈴川事業所を増改築し,本稼働を開始した。
伊勢原鈴川事業所の敷地面積は12,550m²で,主にコイル材供給装置とプレス間搬送ロボットを製造するS1工場(3,768m²)と,大型・特殊コイル供給装置を製造するS2工場(2,135m²)を有する。今回,S2工場を778m²増築,各工場に分散していた工程の集約と機械加工の外注化を進めたことにより,従来比70%増の4,862m²の組立エリア面積を確保。さらに生産管理システムの機能強化,モジュール生産方式の拡大,物流改革など,モノづくり体制の改革を進めたことにより,組立リードタイムを従来比で40%短縮,プレス周辺装置生産能力はこれまでの約1.7倍となる。
また,S2工場には容量90kWの太陽光パネルを設置。年間96MWh(既存電力使用量の41.6%)を発電することによって,CO₂排出量を年間37t削減し,環境に配慮した工場運営を開始した。(’24 8/28)