ENEOS,ウェイストボックス,NTTデータは共同で製品別カーボンフットプリント(以下,CFP)の可視化を実現し,ENEOSは石油化学品・機能材等の一部素材製品に関するCFPの提供を開始した。CFPとは製品の原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでの間に出される温室効果ガスをCO₂に換算したもので,今回のCFP算定では原材料調達から製造までの排出量を指す。
同CFPの算定に当たってENEOSは,温室効果ガス排出量の算定の専門家であるウェイストボックスのレビューのもと各種ガイドラインを参照し,石油製品のCFP算定法を固め,NTTデータと共にCFP算定・管理システムを構築することで,より信頼性の高い数値となるよう取り組んできた。製油所で実際に取得されたデータを用いたCFP算定は,国内石油業界初となる。(’24 7/3)