2024年5月22日(水)~24日(金)の3日間,パシフィコ横浜(横浜市西区)で「人とくるまのテクノロジー展2024 YOKOHAMA」(主催:自動車技術会)が開催され,590社・1,378小間が出展,自動車・部品・車体・材料メーカーや各サプライヤーなど3日間で計75,972名が来場した。
同展では,アイシン,デンソー,ジヤトコなどの部品メーカーや日本精工,NTN,ジェイテクト,大豊工業,大同メタル工業などの軸受メーカー各社が電動化への取組みやe-Axleに関連した技術を多数展示。また,昨今のPFAS規制の問題に伴う代替製品の提案も数多くみられ,三井化学がPTFEの代替として超高分子量PE微粒子パウダー「ミペロン®」を展示し,塗料添加剤,グリース添加剤として提案した(写真1)。その他,NOKがENEOSと共同開発した自己潤滑ゴムをパネルで大々的に展示(写真2)したほか,ポリプラ・エボニックが高耐熱かつ高剛性に優れたPEEK樹脂「ベスタキープ®」などのプラスチックソリューションの展示や,CO₂排出量を削減し資源の有効活用も実現したサステナブルなポリアミド「ベスタキープ® RFP・eCO」をPR(写真3)。三洋貿易はQ-Lab社製の新JASO M609規格に対応した複合サイクル腐食試験機「Q-FOG」やRtec Instruments社製の摩擦摩耗試験機「MFTシリーズ」などを展示(写真4),ブルカージャパン ナノ表面計測事業部はブレーキ材料摩擦試験機「TriboLab HD」や多機能摩擦摩耗試験機「UMT-TriboLab」などを展示した(写真5)。
また,同会場にて,第74回自動車技術会賞の受賞内容に関するパネル展示が行われた(写真6)。(’24 6/12)