ADEKAは,次世代半導体向け新規材料の量産体制構築に伴う生産スペースの確保を目的に,連結子会社であるADEKA KOREA CORPORATION全州第三工場内に,製造棟を新設することを決定した。
ADEKAグループ中期経営計画「ADX 2023」(2021-2023年度)では,「次世代ICT分野」を重要分野の一つと位置付け,先端半導体材料を中心に積極的に投資を実行しており,日本・韓国・台湾における研究開発ならびに生産体制の構築を推し進めてきた。特にADEKA KOREA CORPORATIONでは,先端半導体メモリ向け高誘電材料「アデカオルセラ」シリーズの増産と製品ラインナップ拡充のための積極的な設備投資を進めている。今後も半導体の微細化に欠かせない製品群として,次世代半導体デバイス量産化の際に新規材料をいち早く安定供給するために,短い工期で量産体制を整える必要があることから,製造棟を新設する運びとなった。新製造棟では,次世代以降DRAM向けおよび次世代ロジックおよびNAND向け材料を量産する予定となっている。(’24 4/24)