2024年4月17日

DMG森精機伊賀事業所,木質バイオマス発電のガス化炉メンテナンスフリー2,000時間連続稼働達成

DMG森精機は,設備メーカーのGLOCK ecotech GmbH(以下,GLOCK社),エンジニアリング担当のテス・エンジニアリングとの3社共同の取り組みにおいて,木質バイオマス発電のガス化炉メンテナンスフリー連続稼働2,000時間を達成した。

DMG森精機では,持続可能な社会の実現を目指す取り組みの一つとして,CO₂排出量が実質ゼロとなるGLOCK社製の木質バイオマスガス化熱電併給設備を伊賀事業所(三重県)に導入し,運転している。同設備は木質チップ原料を蒸し焼き(ガス化)にすることで,可燃性ガスを取り出し,電気と温水を生み出す。

一般的に木質バイオマスガス化熱電併給設備は,蒸し焼きを行なうガス化炉内に付着物が堆積し,閉塞トラブルが発生するため,安定稼働に向けて適切な予防メンテナンスが必要となる。日本の木質バイオマスは灰融点が低いため,この閉塞トラブルが特に発生しやすく,同社ではこれまで約500時間ごとにガス化炉内のメンテナンスを実施してきたが,ガス化炉メンテナンスフリーの時間拡大に向けて,3社で共同し,木質チップの品質改善と,チップ微粉を除去するためのふるい装置の追加,GLOCK社によるガスフィルタの目詰まり解消機能の改良など,検証と実験を繰り返してきた。その結果,これまでの一般的な目安とされる500時間を大きく上回る連続稼働2,000時間を超えることができ,年間稼働率も65%から80%以上まで高めることができた。(’24 4/17)

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