2024年4月10日

日本精工,新開発グリース・シールによるサーボモータ用低発塵・高機能軸受を開発

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025

日本精工(NSK)は,産業用ロボットなど産業機械の安定稼働に貢献する「サーボモータ用低発塵・高機能軸受」を開発した。

労働人口の減少や産業の自動化に伴い,ロボット用サーボモータの市場規模は拡大傾向にある。ロボットの関節部分に搭載され,高温・急な加減速など過酷な環境の中で,ロボットの動作の位置や速度を精密に制御し正確な位置決めを担う一方,軸受のグリースや油が飛散しディスクに付着するなどディスクへの汚染が問題視されている。

そこでディスク汚染の発生メカニズムを解明し,評価試験による検証を重ね,低発塵性に優れたグリースやシールの開発を実現した。新開発のグリース・シールにより従来比2倍の低発塵性を実現。さらにグリースの長寿命化とシールの低トルク化も両立した。

今後は2024年度に同製品のサンプル品の受注を開始し,2026年度に売上15億円を目指す。また今回開発したグリース・シールは今後,サーボモータ用だけではなく,低発塵性が要求される他製品向けにも展開を進める。(’24 4/10)

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