NTNは,アルミ合金と独自のPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂複合材料を一体成形したアルミ複合型樹脂すべりねじを開発,販売を開始した。樹脂すべりねじが持つ静粛性やグリースレスなどの特長に加えて,優れた耐荷重性と耐久性,放熱性を備えたアルミ複合型樹脂すべりねじを高速移動用途や高荷重領域に対応するシリーズ商品として,医療機器や半導体製造装置をはじめとする幅広い用途に向けて提案を進めていく。
同商品はアルミ合金製の基材とPPS樹脂複合材料を一体成形した複合ナットを用いており,アルミ合金に特殊表面処理を施すことで樹脂との高い密着性を実現している。樹脂単体型と同様の各種サイズに対応する商品としてシリーズ化しているため,置き換えはもちろん高速移動や高荷重領域など幅広い環境下で使用できる。(’24 4/3)