2024年3月19日

出光興産とJNCエンジニアリング,装置建設時の使用済みプラスチック再資源化に向けた取り組みを開始

アーステック

出光興産とJNCエンジニアリング(以下,JNCE)は,出光興産の子会社であるケミカルリサイクル・ジャパン(以下,CRJ)の油化ケミカルリサイクル装置を建設する際に発生する使用済みプラスチックの再資源化(油化ケミカルリサイクル)に向けた取り組みを開始する。

CRJでは,出光興産千葉事業所の隣接エリアに油化ケミカルリサイクル装置(商業運転開始予定:2025年度)の建設を予定しており,同装置の設計・建設をJNCEが行う。今回の取り組みでは,同装置を建設する際に発生する使用済みプラスチックをJNCEが細かく分別・回収する。同使用済みプラスチックを原料とし,CRJが油化ケミカルリサイクル技術により生成油を生産し,出光興産の石油化学製品や燃料油の原料として利用可能かを確認する。また,同装置完工後には,出光興産の石油精製・石油化学装置を活用し,同取り組みで発生する使用済みプラスチックや,JNCEが他の装置を建設する際に発生する使用済みプラスチック由来の生成油を原料とした「リニューアブル化学品」や「リニューアブル燃料油」の生産を目指していく。(’24 3/19)

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