アズビルは,三菱ガス化学新潟工場,鹿島工場,浪速製造所の3つの生産拠点に2024年春に向けて順次「Dx Valve Cloud Service」を提供していくことを発表した。
「Dx Valve Cloud Service」は,バルブの解析診断結果や運転中の稼働データをWebコンテンツで提供するクラウド型バルブ解析診断サービス。プラントや工場で稼働するバルブの健全性を診断し,その結果を可視化することによって,生産設備の安定化や保安力強化に貢献する。
今後,三菱ガス化学は生産設備で稼働している重要な調節弁を中心に同サービスの導入範囲を拡張し,調節弁の整備計画を時間基準保全(TBM: Time Based Maintenance)から状態基準保全(CBM: Condition Based Maintenance)へ移行することで,メンテナンス時期・費用の最適化を計画している。また,同時に生産設備の安全・安定運転の継続を実現させることも目指している。(’24 2/7)