2024年1月10日

TRAMI,東京理科大学 トライボロジーセンターと共催で「第4回産×学連携講座」開催される

アーステック

自動車用動力伝達技術研究組合(Transmission Research Association for Mobility Innovation,TRAMI)は,2023年12月15日(金),東京理科大学 葛飾キャンパス(東京都葛飾区)で「第4回産×学連携講座 ―来て見て触って描いてみよう未来のEV―」を会場・オンラインのハイブリッド形式にて開催した(写真1)。

産×学連携講座の様子-TRAMI・東京理科大学,第4回産×学連携講座
写真1 産×学連携講座の様子

TRAMIは,世界的な関心が高まる高効率な駆動・電動による動力伝達技術において合同で研究を加速していくための組織として2018年4月に設立。2023年11月現在,主要自動車会社・サプライヤーと一般財団法人の計12法人(アイシン,いすゞ自動車,ジヤトコ,スズキ,SUBARU,ダイハツ工業,トヨタ自動車,日産自動車,本田技研工業,マツダ,三菱自動車工業,日本自動車研究所)で構成される。

今回の講座は,東京理科大学 工学部 トライボロジーセンターとの共催で開催。第1部では,星 伸一 氏(東京理科大学)が「今更聞けない!? 電気自動車を支える基盤技術」のテーマで,松江 浩太 氏(マツダ)が「現地駐在員は見た!? ヨーロッパの電気自動車事情」のテーマで,勇 陽一郎 氏(トヨタ自動車)が「不便なのにおもしろい!? マニュアルBEVで見つける電気自動車の新たな魅力」のテーマでそれぞれ講演。最後にトライボロジーセンター長の佐々木 信也 氏(東京理科大学)が総評を述べた(写真2)。

トライボロジーセンター長 佐々木氏による総評-TRAMI・東京理科大学,第4回産×学連携講座
写真2 トライボロジーセンター長 佐々木氏による総評

第2部では,展示会場にて,BEVベンチマーク車両4車種(Tycan 4S;Porsche,model Y;Tesla,Ioniq5;Hyundai,F150 Lightning;Ford)の駆動系部品の分解展示(写真3)や,人事交流コーナーでは学生に対して自動車業界の説明や就職相談なども実施された(写真4)。また,会場外では国内外の電動車両(BEV:Honda e,Lexus(マニュアルEV,写真5),アリア,ソルテラ,BYD Seal。HEV:アウトランダー PHEV,MX-30 Rotary-EV)が展示され,ファシリテーターによる解説も行われた。(’24 1/10)

分解展示の様子-TRAMI・東京理科大学,第4回産×学連携講座
写真3 分解展示の様子
人事交流コーナーの様子-TRAMI・東京理科大学,第4回産×学連携講座
写真4 人事交流コーナーの様子
電動車両の展示の様子-TRAMI・東京理科大学,第4回産×学連携講座
写真5 電動車両の展示の様子

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