省エネルギーセンター（会長：藤 洋作 氏）は，「2023年度（令和5年度）省エネ大賞」の受賞者を発表した。
同センターでは，国内の企業・自治体・教育機関等に対して優れた省エネ推進の事例や省エネ性に優れた製品並びにビジネスモデルを，「省エネ大賞」として毎年表彰している。
今年度は，製品・ビジネスモデル部門に産業分野が新設されたこともあり，例年より多い約120件の応募があった。学識経験者やエネルギーの専門家等からなる審査委員会の厳正な審査の結果，省エネ事例部門では，経済産業大臣賞受賞の，リコー 沼津事業所 リコーデジタルプロダクツBU CMC事業本部による「デジタルデータを活用したエネルギーの3Rによる省エネ推進」，高砂熱学工業／三菱地所設計／竹中工務店／関電工／ヤマト／早稲田大学／東京大学による「ZEBとウエルネスを両立したサスティナブル研究施設」，パナソニック エレクトリックワークス社による「京都ビルにおけるZEB Ready化を伴う省エネ改修」，トヨタ車体による「自動車バンパー塗装工程の省エネ」，BASFジャパンによる「‘六呂見事業所改善プロジェクト’による蒸気と電気の省エネ推進」など，計30件が受賞した。
また，製品・ビジネスモデル部門では，経済産業大臣賞受賞の，キーエンスによる「工場の省エネを実現『クランプオン式流量計FD-G/E』『省エネユニットMP-F』」，富士電機による「SDGs対応缶・ボトル自動販売機『サステナ自販機シリーズ』」，シャープによる「ハイブリッド式乾燥を強化 ドラム式洗濯乾燥機ES-X11B」，東急リニューアル／東急建設／AGC硝子建材による「既存ビル向け，ZEB化，省エネルギー・省CO₂化サービス『ZEBoT』」，パナソニックによる「クラウド制御で実現 GX対応冷蔵庫 9Xシリーズ」など，計33件が受賞した。
なお，同賞受賞者については，2024年1月31日（水）～2月2日（金）に東京ビッグサイト（東京都江東区）で開催される，同センター主催展示会「ENEX2024―第48回地球環境とエネルギーの調和展」に併せて，2024年1月31日（水）にTOC有明（東京都江東区）で表彰式を行うほか，ENEX2024会場内のアワードコーナーにて受賞内容の展示が行われる。また，受賞事例発表会として，省エネ事例部門の経済産業大臣賞，資源エネルギー庁長官賞，中小企業庁長官賞，各受賞者の発表動画が，2024年2月中旬から3月末までオンラインにて配信される予定。
同賞の受賞者一覧など，詳細は以下URLより。
https://www.eccj.or.jp/bigaward/winner23/index.html （’23 12/27）
