DMG森精機のグループ会社であるマグネスケールは,2025年5月の完成を目指し,奈良県奈良市と大和郡山市にまたがる13,220m²の土地に,レーザスケールの生産工場を建設することを決定し,2023年9月26日に,奈良県知事,奈良市長,大和郡山市長を招き,起工式を行った。
現在,同社はレーザスケールを神奈川県の伊勢原事業所で製造しているが,2025年には生産上限である2万5千軸に達することが予想されるため,新規の生産拠点の建設を決定した。新設の奈良事業所と伊勢原事業所で,最大6万軸の生産能力を確保する予定。奈良事業所は生産の拡大だけでなく,市場の要求に応えるための最先端のレーザスケール開発設備を備える。また,災害時の事業継続体制(BCP)として伊勢原事業所との相互バックアップ機能も併せ持つ。(’23 12/6)