全国工作油剤工業組合(全工油)は,2023年11月20日(月)~21日(火)の2日間,KKRホテル名古屋(名古屋市中区)で,2023年度「第28回全国技術研修会」を開催,工作油剤の若手技術者,賛助会員の原材料メーカーや商社など69名が参加した。
同研修会は,「中小企業活路開拓調査・実現化事業―連合会(全国組合)等研修事業」の一環として,若手,組合員技術者及び賛助会員を対象に毎年開催しているが2020年からはオンラインでの開催となり,会場での対面や懇親会,工場見学は4年振りとなった。
高安 勝美 技術部会長(日本グリース)のオリエンテーションの後,鈴木 亨 氏(日本ケミカルデータベース)が「国内外の法規制について(海外輸出品のSDSの作成課題等)」,北村 憲彦 氏(名古屋工業大学 大学院工学研究所 教授)が「代表的な塑性加工に関する潤滑条件―機械的な観点を主にして―」,金野 泰幸 氏(大阪公立大学 大学院工学研究科 教授)が「新規耐熱合金の開発と応用展開」,西本 真敏 氏(S&P Global Mobility)が「2035年BEV vs. ICE日系OEM戦略転換:トレードオフ,継続性,価値創造」を講演した。
また初日の夜には参加者による懇親会,2日目の午後にはヤマザキマザック美濃加茂工場で最新の工作機械工場を見学した。
4年振りの対面となったことで参加者の多くが初めての参加ということもあり,懇親会では名刺交換や談笑など技術者同士の交流が賑やかに行われた。(’23 12/6)