2023年11月29日

「表面設計コンソーシアム」の設立講演会が開催される

ブルカージャパン ナノ表面計測事業部
アーステック

2023年11月15日(水),神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)・海老名本部(神奈川県海老名市)で「表面設計コンソーシアム」の設立講演会を開催した。

表面設計コンソーシアムは,機械部品の表面課題に対して最適なソリューションの提供を目指す新たな産学公連携体の事業を目指し設立した。

創設メンバーは,微粒子ピーニング(WPC)技術を有する不二WPC,多様なコーティング技術を持つ日本電子工業,熱処理技術を提供する武藤工業,金型の設計・製造を手掛ける昭和精工に加え,豊富な分析評価技術を保有する神奈川県立産業技術総合研究所,理論構築を担う横浜国立大学で,複雑な表面課題にシステムソリューションを提供する「表面設計コンソーシアム」を組織する。また事務局・広報はメカニカル・テック社が担う。

設立講演会では会場となったKISTECの北森 武彦 理事長の挨拶の後,KISTEC川崎技術支援部長の高木 眞一 氏が「KISTECのモノづくり中小企業支援と表面設計コンソーシアム」,横浜国立大学大学院工学研究院長の梅澤 修 氏が「擦り合わせ技術の複合化によるシステムソリューションを目指す」,不二WPC取締役技術開発部長の熊谷 正夫 氏が「企業連携で目指すもの―新たなビジネスモデルと複合技術によるイノベーション」を講演し,次にメンバー各社が得意技術を紹介した。

今後コンソーシアムでは,単一の技術では対応できない表面に関わる表面課題(ニーズ・オーダー)に対して表面技術のスペシャリスト集団がエンジニアリングの立場から共同受注し,計測・評価を経た根拠のある合理的で最適なバリューコストを高める表面設計ソリューション,各種表面損傷に対して寿命予測が可能な表面設計ソリューションを開発し提供する。

コンソーシアムのソリューション・サービスの流れは,企業のニーズや課題をヒアリングして,76の研究所の中から適切な研究所を紹介・マッチングするドイツの「フラウンホーファー研究機構」と同様の形を採る。コンソーシアム内での幅広く密接な協力体制により,微粒子ピーニング(WPC)やPVD・DLCなどのコーティング技術,浸炭・窒化・高周波・真空熱処理などの熱処理技術,ワイヤー放電加工などの高精度加工技術や金型設計・製作技術,といったメンバー各員の独自技術と専門知識を提供できるほか,非常に広範なプロジェクト要件と複雑なシステムソリューションにも対応可能。

金型から切削工具,機械部品に至るまで,表面に関する困りごとに“神奈川発フラウンホーファーモデル”を目指す当コンソーシアムに是非相談してほしいと今後の活動に意欲的だ。

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