2023年11月22日

「メンテナンス・トライボロジー研究会」開催される

アーステック

日本トライボロジー学会 会員提案研究会(旧第3種研究会)のメンテナンス・トライボロジー研究会(主査:本田 知己 氏,福井大学)は,2023年10月27日(金),神鋼造機(岐阜県大垣市)とオンライン配信のハイブリットにて第98回研究会を開催した。

メンテナンス・トライボロジー研究会は,動機械システムのメンテナンスをトライボロジーの視点からみて,故障や異常の原因の解明,それらへの対応などについて情報交換を行うこと,また,メンテナンス技術を学問として確立し,工学・技術分野の総合的な発展に寄与することを目的として活動している。

本田 主査による開催挨拶の後,「神鋼造機におけるトライボロジー試験機の歴史,製品紹介」と題し,世一 昭治 氏,山川 博司 氏,渡辺 健明 氏,篠原 初目 氏から,神鋼造機がトライボロジー試験機を手掛けるきっかけとなった(故)曽田 範宗 氏(東京大学名誉教授)を始めとする人脈や曽田式四球試験機の開発など歩んできた歴史の紹介,「新たに開発したオールインワンパッケージ型の四球試験機(LUBRISTER)の特長」などを紹介した。

今 智彦 氏(福井大学)から「潤滑油の劣化診断とトライボロジー特性」と題し,潤滑油の劣化を現場で簡易に診断可能な色相解析による劣化診断法について研究成果などを紹介,間野 大樹 氏(産業技術総合研究所)からは「往復動型摩擦摩耗試験機によるDLC膜の耐荷重能評価」と題し,摩擦摩耗特性に優れたトライボコーティングであるダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜の評価手法として往復動型の摩擦摩耗試験機とステップ荷重の条件を組み合わせたDLC膜の耐荷重能評価手法を紹介した。

講演後は工場や試験機テクニカルセンター 受託試験保有設備の見学,技術交流会などオンラインでは出来なかった4年振りのリアルでの見学や交流会となった。(’23 11/22)

本田主査による開会挨拶-第94回メンテナンス・トライボロジー研究会
本田主査による開会挨拶
曽田式振子形油性試験機-第94回メンテナンス・トライボロジー研究会
曽田式振子形油性試験機

Related Posts

砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会,第114回研究会を5/10に開催

砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会,第114回研究会を5/10に開催

砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会は,2024年5月10日(金),千葉工業大学津田沼キャンパス(対面:千葉県習志野市)とCisco Webex Meeting(Web)のハイブリッド形式で,第114回研究会「エネルギービーム加工による高精度・平滑化技術」を開催する。

出光ほかコンビナート5社,カーボンニュートラル実現に向けた共同行為が「独占禁止法上問題がない」旨の回答を受領

出光興産・東ソー・トクヤマ・日鉄ステンレス・日本ゼオンの5社は,周南コンビナートにおけるカーボンニュートラル実現に向けたコンビナート5社による共同行為について公正取引委員会へ相談を申し入れ,同委員会より,共同行為について「独占禁止法上問題がない」旨の回答を受けたことを発表した。

Share This