DMG森精機は,取締役会において,倉敷紡績が保有する倉敷機械の株式を100%譲り受け,連結グループ化することについて決議したことを発表した。
倉敷機械は,DMG森精機が製造していないCNC横中ぐりフライス盤の製造・販売を中心事業としている。倉敷機械のCNC横中ぐりフライス盤は,宇宙・航空,新エネルギー,重機械産業での需要が増加しており,中長期的にも成長が期待できる分野である。DMG森精機は,MX(マニシング・トランスフォーメーション:工程集約と自動化による加工プロセス及び経営資源の最適化)戦略により,倉敷機械製品の自動化,デジタル化が製品需要増につながることを確信し,また,DMG森精機の持つ欧州でのネットワークを利用することで,欧州での航空,新エネルギー,電源開発,船舶用事業などの分野における倉敷機械製品の拡販も見込んでいる。
今後,必要な手続きを経て,2023年10月31日(予定)に株式の譲渡を実行する予定となっている。(’23 10/11)