2023年8月23日

NTN,「動圧ベアファイト」の販売を拡大

ニコットラボ 研究デザインラボ

NTNは,独自に開発した流体動圧軸受「動圧ベアファイト」の販売を拡大している。同製品は非接触で回転を支えるため優れた静音性が特長で,同製品を使用したファンモータの騒音(音圧)は,転がり軸受を使用した場合の約1/2に抑えることができる。また,ファンモータや小型モータに使用されるミニアチュア軸受(外径9mm未満の転がり軸受)を同製品に置き換えた場合,外径寸法を30%,重量を24%削減できるため,搭載する装置全体の軽量・コンパクト化にも効果がある。1998年の発売以来,材料の変更や潤滑油の見直しなどの改良を重ねながら,ノートPCなどのモバイル端末のファンモータなどに多数採用されてきた。

近年,自動車の電動化・EV化が進み,これまで内燃機関車で発生していたエンジン音などのノイズがなくなるため,室内空間の快適性の向上に向けて,電装補機類には作動音の低減が求められている。同製品はこうしたニーズに対応する商品として,車載向け冷却ファンモータへの採用が拡大しており,優れた静音性により快適な室内空間を提供するとともに,装置の小型・軽量化による自動車の燃費や電費の改善にも貢献している。

さらに,同製品は金属粉末をプレス成形して製造するため,旋削や研削などの加工が不要で,投入した材料のほぼ100%を製品化できる。材料を廃棄することなく,資源を有効に活用することで,環境にも優しく生産性の向上にも貢献する持続可能な製造方法も特長としている。(’23 8/23)

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