鍛圧機械の専門展示会「MF-TOKYO 2023 プレス・板金・フォーミング展」(主催:日本鍛圧機械工業会,日刊工業新聞社)が2023年7月12日(水)~15日(土)の4日間,東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。同展は2009年から鍛圧機械の専門展示会として隔年で開催しているが2021年は東京五輪・パラリンピックの影響で展示会場が使用できずオンライン開催だった。
今回は昨今のカーボンニュートラル(CN)やSDGsに対する要請を念頭に「人と地球にやさしい技術,確かな未来のために」をテーマに生産性向上や加工精度を追求しながらも鍛圧機械がCNにどの様に応えるかという視点での出展が目立った。
プレス・板金・フォーミングなどの鍛圧機械やレーザ加工を始め関連機器や周辺機器が数多く出展したが,トライボロジー関連では,住友重機械工業は鍛造プレスの潤滑油や離型剤を荷電凝集精密ろ過で最適に浄化する「ディアロ液体浄化システム」,豊栄工業は静電浄油や精密ろ過のオイルクリーナー,アクア化学はバイオマスマーク取得の炭化水素系洗浄溶剤「アクアソルベント」,扶桑精機は潤滑油や離型剤の自動スプレーガン,不二WPCは超硬の耐久性や破壊靭性を向上させるWPC処理,イグスやハイウインなどの軸受メーカーなどが出展した。
270社・団体,1,677小間の出展で4日間の来場者は28,219人だった。(’23 8/2)