2023年7月6日(木),「機能性コーティングの最適設計技術研究会」(主査:上坂 裕之 氏,岐阜大学)第16期 第1回(通算第21回)研究会が,名古屋大学(名古屋市千種区)およびオンラインのハイブリッド形式にて開催された。
同研究会は,日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)。CNx,DLC等の硬質炭素系皮膜および二硫化モリブデン等の固体潤滑皮膜を実用化する上で重要となるコーティングの最適設計技術の向上を目指し,幅広い分野の研究者,技術者が集い,トライボロジー会議でのシンポジウムの開催や研究会での話題提供・討論を行っている。
今回は,上坂 主査の挨拶の後,2件の話題提供と,名古屋大学 梅原研究室の見学を行った。講演テーマは以下のとおり。
- 話題提供1
「フェムト秒レーザを用いた多結晶CVDダイヤモンド・コーティング工具の高機能刃先創成」
劉 暁旭 氏(名古屋工業大学 大学院工学研究科 機能工学専攻 助教) - 話題提供2
「電場方向制御表面増強ラマン分光法によるta-CNx膜の摩擦とグラファイトドメイン方向の関係」
野老山 貴行 氏(名古屋大学 大学院工学研究科 マイクロ・ナノ機械理工学専攻 准教授) (’23 7/19)