イグスは,新しい樹脂ワイヤーセンサーを備えたエナジーチェーン破損検知システム「i.Sense EC.B」を開発した。
同社は,エナジーチェーンの状態監視のため,長いストロークでも破損の兆候を即座に検知できるi.Sense EC.Bシステムを提供している。今回,新しい樹脂ワイヤーセンサーの採用により,1つのセンサーで本体長35m以上のチェーン状態監視が可能となった。これにより従来35m以上では移動端と固定端両側に必要であった2セットのセンサー設置が移動端のみとなり,イニシャルコストの低減とよりロングなストロークでの検知精度が向上した。
新しい樹脂ワイヤーセンサーは,測定距離の延長に加えて,高い耐候性と堅牢性が特長で,屋外用途に適する。また,i.Sense EC.Bにより最適なメンテナンスのタイミングが明確になり,交換部品・作業人件費・機械停止時間の削減にともなうメンテナンスコストの低減も期待できる。(’23 5/31)