エボニックインダストリーズは,グループ会社である日本アエロジルの四日市工場敷地内にフュームドアルミナを製造する新プラントを建設する。着工は2023年夏,操業開始は2025年を目指す。新プラントは,アジア初のフュームドアルミナ製造プラントとして,電気自動車に使用されるリチウムイオン電池向けのソリューションを提供する。
日本アエロジルは,エボニックと三菱マテリアルの合弁会社として,四日市工場で50年以上にわたりフュームド酸化物を製造するなど,長年の経験を有し,また,中国,日本,韓国向けに製品を安定供給していることから,新たなプラントに相応しい拠点として選ばれた。
アジアでは,電気自動車向けの次世代バッテリーと粉体塗料の市場が拡大しており,エボニックは今回の拡張投資により,リチウムイオン電池市場の成長を加速させ,中国,日本,韓国で急成長しているバッテリー業界への製品供給に対応する。(’23 4/26)