2023年2月22日

ジェイテクト,「JTEKT Ultra Compact Bearing™」の開発にMBDを活用

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025
'25 7/23~25
メンテナンス・レジリエンスTOKYO2025
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ジェイテクトは,転がり軸受の新規設計でモデルベース開発(MBD:Model Based Development)を取り入れ活用している。MDBは,開発したいモノのモデルを製作し,そのモデルをベースにシミュレーション技術を活用することで,開発期間の飛躍的な短縮と製品品質を向上させる効率的な開発手法。

同社は電動化対応における一つのソリューションとして,超幅狭軸受「JTEKT Ultra Compact Bearing™(以下,JUCB)」をリリースした。同製品の開発では,MBD技術を活用することで軸受の幅寸法を極限までコンパクト化することができ,同軸タイプや3軸タイプeAxleユニットの小型化・軽量化が可能となった。加えて,世界最速レベルとなるdmn200万(dmn:ベアリングの回転性能を表す値,ピッチ円直径(mm)×回転速度(min⁻¹))の高回転速度対応も実現した。

今後は,JUCBのみならず,発表済みのJTEKT Ultra Compact Diff.(JUCD)や JTEKT Ultra Compact Seal(JUCS)といった,同社グループが有する技術でシナジーを生み出し,電動化貢献技術を提案していく予定。BEV電動駆動システムで特に需要拡大が予測される出力150Kwの同軸タイプeAxleに,上述3製品を適用した場合,eAxleのユニット長を約50mm短縮,重量を約5kg低減すると算出され,eAxleの幅寸法短縮をはじめ,前後寸法や高さ寸法の短縮,それらに伴う小型化・軽量化が期待できる。(’23 2/22)

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