2023年1月11日

機能性表面・界面の専門展示会「ASTEC 2023」2/1~3に東京ビッグサイトで開催

アーステック

2023年2月1日(水)~3日(金)の3日間,東京ビッグサイト(東京都江東区)で「ASTEC 2023 第18回先端表面技術展・会議」(主催:ASTEC実行委員会)が開催される。

同展は,機能性表面・界面に特化した専門展示会。“先端表面・界面技術が世界を変える”をテーマに,表面処理加工技術・装置や,摩擦摩耗試験機,ナノインデンターなどトライボロジー特性を評価・分析する最先端の装置などが多数展示される。

トライボロジーセミナーはじめ多数のセミナーを開催

同展では多数のセミナーが開催される。2月1日(水)(12:45-14:30)には,東京理科大学 佐々木 信也 教授をモデレータに招き,トライボロジーセミナー「カーボンニュートラルの実現に貢献するトライボロジー技術と試験・評価技術」(主催:潤滑通信社)が開催。カーボンニュートラルの実現にトライボロジー技術がどのように貢献できるかや,カーボンニュートラルの実現にトライボロジー試験・評価技術が果たす役割等について,先端企業の専門家と討議する。

2月2日(木)午前の部(9:30-11:30)では,「ASTEC 第18回表面技術会議 テーマ1:次世代エネルギー・プロセスの実現を目指す先端界面技術」として,山本 和生 氏(ファインセラミックスセンター)が「オペランド電子顕微鏡技術による全固体電池反応の可視化」,平鹿 慧太 氏(日産アーク)が「種々の分析手法を用いた全固体電池の評価」,近藤 剛史 氏(東京理科大学 理工学部 先端化学科 准教授)が「導電性ダイヤモンドパウダーの電気化学エネルギーデバイスへの応用」のテーマでそれぞれ講演する。

2月2日(木)午後の部(11:45-13:00)では,「ASTEC 主催者企画セミナー:摩耗・摩擦関連 特別セミナー」として,平塚 傑工 氏(DLC工業会)が「DLCの国際標準規格動向と産業利用」,宝泉 俊寛 氏(レスカ)が「DLC膜の国際標準化と基準片・産業利用に関して」,松原 亨 氏(パルメソ)が「表面改質・コーティング・塗装など界面や劣化変化の解析に役立つ断面強度分布試験(MSE試験)」のテーマでそれぞれ講演する。

2月3日(金)午前の部(9:30-11:30)では,「ASTEC 第18回表面技術会議 テーマ2:脱化石燃料社会を実現させる先端界面技術」として,田口 光正 氏(量子科学技術研究開発機構)が「量子ビームによる表面改質技術の開発と医学応用」,豊田 智史 氏(東北大学 未来科学技術共同研究センター 特任准教授)が「XPS計測ビッグデータの逆解析による多層MOS界面反応過程の可視化」,内藤 昌信 氏(物質・材料研究機構)が「脱化石燃料社会を指向した生物由来接着剤」のテーマでそれぞれ講演する。

上記セミナーについては,すべて聴講無料(事前登録制)。聴講登録は以下URLより。
聴講登録URL https://unifiedsearch.jcdbizmatch.jp/nanotech2023/jp/sem/astec_surtech

トライボロジー特性の評価・計測装置をパネル・動画展示

機械製品の耐久性や信頼性,機械システムのエネルギー効率向上には,トライボロジー特性が大きく関わっており,ものづくりにおいてトライボロジーは重要な役割を担っている。トライボロジーコーナーでは,トライボロジー特性の評価・計測に関する技術・製品を扱う企業を一堂にパネル・動画展示にて紹介する。

【トライボロジーコーナー出展企業】
アールテック・インストゥルメンツ,アントンパール・ジャパン,エリオニクス,島貿易,新東科学,東陽テクニカ,パーカー熱処理工業,レスカ

  • ASTEC 2023開催概要
    • 名称:ASTEC 2023 第18回先端表面技術展・会議
    • 会期:2023年2月1日(水)~3日(金) 10:00~17:00
    • 会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場) 東ホール・会議棟
    • 主催:ASTEC実行委員会
    • 併催会議:第18回表面技術会議
    • 来場者数:予定参加者数40,000名 ※同時開催展/オンライン参加含む(うち東京ビッグサイト来場者:30,000名)
    • 入場料:無料(完全WEB来場登録制)
    • 公式サイト:https://www.astecexpo.jp/
  • 同時開催展示会
  • 問い合わせ先:ASTEC実行委員会事務局(JTBコミュニケーションデザイン内)
     TEL:03-5657-0850  (’23 1/11)

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