冒頭の挨拶ではENEOS代表取締役社長で実行委員長の齊藤 猛 氏は,「日本において,サーキュラーエコノミーを企業だけでなく消費者にもどのように根付かせ,豊かさを担保していくのかを考えていくきかっけになるよう期待している」と話した。
今回のテーマは「“捨てない経済”サーキュラ―エコノミーとは?~資源とエネルギーの循環を考える~」。今や資源の枯渇というリスクを招きかねない資源採掘・大量生産・大量消費・大量廃棄をしてきた従来型の経済モデル「リニアエコノミー(線型経済)」。このような中で注目を集めているのが,資源を効率よく循環させて使い,付加価値を創出する経済「サーキュラ―エコノミー(循環型経済)」。同シンポジウムでは専門家・アカデミア・企業・行政のパネリストを招き,各視点から製品やエネルギー面における資源循環など,「サーキュラ―エコノミー」がもたらす未来の社会像や現状の課題ついて議論を深めた。
- パネリスト(50音順)
岩元 美智彦(JEPLAN 取締役 執行役員会長)
田中 加奈子(アセットマネジメントOne シニア・サステナビリティ・サイエンティスト)
所 千春(早稲田大学 理工学術院 創造理工学部教授)
畠山 陽二郎(経済産業省 産業技術環境局長)
宮田 知秀(ENEOS 代表取締役 副社長執行役員)
安居 昭博(サーキュラ―エコノミー研究家) - コーディネーター
関口 博之(経済ジャーナリスト) (’22 12/14)