BASFは,中国の広東省湛江市(タンコウ市)の新たなフェアブント(統合生産拠点)に,年産能力8万tの世界最大級のネオペンチルグリコール(NPG)工場を新設する。2025年第4四半期に稼働予定の新工場によって,同社は世界におけるNPG生産能力を年間255,000tから335,000tに増強し,世界有数のNPGメーカーとしての地位を強化する。現在,同社は,ドイツのルートヴィッヒスハーフェン,米国のテキサス州フリーポート,中国の江蘇省南京市と吉林省吉林市にNPGの生産施設を保有している。
同社は,湛江市にNPG工場を建設することで,アジア,特に中国の粉体塗料分野の需要に対応できるようになるとしている。(’22 11/22)