2022年11月9日

BASF,製品カーボンフットプリントがゼロのネオペンチルグリコールとプロピオン酸を発表

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025
'25 7/23~25
メンテナンス・レジリエンスTOKYO2025
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BASFは,「Cradle-to-gate」(ゆりかごからゲートまで)の製品カーボンフットプリント(PCF)のゼロを実現する,ネオペンチルグリコール(NPG)およびプロピオン酸(PA)を発表した。これらの製品は,「NPG ZeroPCF」および「PA ZeroPCF」としてグローバルに利用される。

ドロップイン(代替品)ソリューションとしての NPG ZeroPCF と PA ZeroPCFは,既存の製品と同じ品質および特性を備えており,製造に使用する際に既存プロセスの調整を行う必要がない。これにより,容易かつ効果的に,購入した製品およびサービス(Scope3)からの排出量を削減し,バリューチェーン内に再生可能原料の割合を増やすことで,サーキュラーエコノミー(循環型経済)へのシフトに貢献する。

NPGを応用できる主要な分野はパウダーコーティングであり,特に建築や自動車産業, 家電製品分野の産業では,パウダーコーティングの使用によって,揮発性有機化合物(VOC)の排出を最小限からゼロに抑えるだけでなく,作業時間の短縮やエネルギー消費量の低減を実現させる。これにより,建築,自動車,白物家電,家具の産業の製造者が,Scope3のレベルでCO₂排出の削減目標を達成できる。PAは食品や飼料穀物の保存用の防カビ剤として活用されており,乾燥保存や,気密サイロでの保管よりも,経済面また環境面において多くのメリットを提供する。その他の応用分野には,作物保護材,香料,医薬品,溶剤,熱可塑性樹脂などがある。(’22 11/9)

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