トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は,2022年10月5日(水)に板橋区立文化会館(東京都板橋区)およびオンラインによるハイブリッドにて2022年度の第2回研究会を,理研シンポジウム:第50回「マイクロファブリケーション研究の最新動向~レーザーによる表面改質,トライボコーティング評価技術,自由曲面オプティカルファブリケーション~」と同時開催した。
先端的マイクロデバイスである「機能性構造体」の製造には,一層の超精密化・超平滑化・超微細化を極めた極限加工法の確立が不可欠である。オプトエレクトロニクス,メカトロニクス分野や生物・化学・医学系分野などマイクロファブリケーションは多くの先端科学研究・技術開発から産業分野における次世代の新加工技術として多くの注目を集め,さらには進歩の著しい最先端の融合領域の創出にもつながりつつある。
同シンポジウムでは超微細機械加工の研究開発をする大森研究室や関連機関が行っているマイクロ・メカニカルファブリケーション,トライボファブリケーション関連研究に関する最新の研究開発・実用事例の紹介と議論を目的に開催している。
当日のプログラムは下記の通り。
- 第一部:特別セッション
- 「微細加工関連の最新研究動向~MIRAI会議にみるマイクロ・トライボファブリケーション事例~」 大森 整 氏(理化学研究所大森素形材工学研究室)
- 「新しいデンタルインプラントの創出~パルスレーザ加工によるジルコニアインプラントの表面改質~」 水谷 正義 氏(東北大学大学院/理化学研究所大森素形材工学研究室)
- 第二部:トライボセッション
- 「実ワークのトライボコーティングの膜厚・膜質検査のご紹介」 岡本 宗大 氏(大塚電子)
- 第三部:マイクロセッション
- 「自由曲面光学部品および微細構造表面の高精度加工技術」 閻 紀旺 氏(慶応義塾大学) (’22 10/26)