2022年7月6日

ENEOSとJR東日本,鉄道の脱炭素化に向けたCO₂フリー水素利用拡大の連携協定を締結

アーステック

ENEOSと東日本旅客鉄道(以下,JR東日本)は,鉄道の脱炭素化に向けたCO₂フリー水素利用拡大について,共同検討を行うための連携協定を締結したと発表した。

両社は,2030年までの社会実装を目指し,国内初となる水素ハイブリッド電車および同車両向け定置式水素ステーションの開発を連携して進める。同ステーションは,水素ハイブリッド電車をはじめ,多様なFCモビリティ(燃料電池車・FCバス・FCトラック等)や駅周辺施設へCO₂フリー水素を供給する,総合水素ステーションを想定している。

また両社は,首都圏を中心とする鉄道への電力供給の脱炭素化についても共同で取り組む。京浜臨海部のENEOSの拠点から,JR東日本川崎火力発電所へCO₂フリー水素を供給し,同発電所で水素混焼発電を行うことを検討する。これにより,2030年代早期における,鉄道への水素混焼発電による電力供給の実現を目指す。(’22 7/6)

Related Posts

東京理科大・佐々木研究室の「第38回トライボサロン」開催される

東京理科大・佐々木研究室の「第38回トライボサロン」開催される

東京理科大学・佐々木研究室(佐々木 信也 教授)が主催する「トライボロジーサロン(トライボサロン)」の第38回研究会が2025年11月22日(土),同研究室がある東京理科大学葛飾キャンパス(東京都葛飾区)とオンラインのハイブリッドで開催された。

NTN,インド市場への戦略的投資によりCVJ事業を強化

NTN,インド市場への戦略的投資によりCVJ事業を強化

NTNは,インド市場における事業成長の加速とグローバル競争力の強化を目的として,連結子会社NTN NEI Manufacturing India Private Limited(以下,NNMI)のバワール工場において,等速ジョイント(Constant Velocity Joint:以下,CVJ)内部部品の現地調達化およびR&D体制の構築に向けて戦略的な投資を実施している。

Share This