ENEOSとトヨタ自動車は,静岡県裾野市にてトヨタ自動車が建設を進めるWoven City(ウーブン・シティ)において,CO₂フリー水素の製造と利用を共同で推進するため,共同開発契約を締結した。両社は,トヨタの子会社であるウーブン・プラネット・ホールディングスとともに,Woven Cityにおける水素利活用の取り組みをさらに加速する。
ENEOSとトヨタは2021年5月の基本合意より検討を進め,水素ステーションの建設・運営,水素ステーションでのCO₂フリー水素の製造,ならびに水素ステーションからWoven City及び燃料電池車(以下FCEV)への水素供給に着手することを決定した。さらに,水素の需給管理システムについても具体的な検討を進めていき,2024~2025年のWoven City開所前に水素ステーションの運営開始を予定している。
3社は,水素を「つくる」水素ステーションと,水素を「つかう」FCEVおよびWoven Cityを連携させ,水素利活用の取り組みをさらに加速させていくと共に,カーボンニュートラルの実現に向け,Woven Cityを起点に誰もが気軽にクリーンなエネルギーを使える社会の実現を目指す。(’22 5/18)