2022年4月13日

三洋化成,東京大学,本田技術研究所,凸版印刷と共同で社会連携講座を開設

三洋化成工業は,東京大学大学院工学系研究科,本田技術研究所,凸版印刷と共同で「装身型生化学ラボシステム 社会連携講座」を東京大学内に開設した。同講座では,身体に装着し,汗などの生体試料から主にストレスや疲労などに関わる生化学情報を身体への負担が少なくかつ連続的にセンシングする「装身型生化学ラボシステム」の開発および,その実証技術の研究を行う。

業種の異なる3社と東京大学のバイオエンジニアリング専攻で,ヒトとデバイス・マテリアル,さらに機械をつなぐバイオインターフェース技術,デバイスおよびシステム設計技術を構築し,さらには,開発する装身型生化学ラボシステムを用いた“先進ヘルスケアシステム“の実証技術を構築する。これによって,将来的には自動車や建機など移動・輸送機械の運転時の安全性や快適性の向上,健康・医療・介護機器などでの活用による人々の一層の健康増進に貢献することを目指す。同時に,装身型の生化学ラボシステムを用いた先進ヘルスケアシステムのあり方の議論を医工学連携教育として実施することで,未来の医療を担う人材を育成する。

自動車から医療まで幅広い分野で活躍する様々な機能化学品を開発し,界面制御技術や高分子設計技術などのシーズ技術を活用したさまざまなソリューションの開発を進める三洋化成は,同社のバイオケミカル技術を活用して「超軽量・小型で身体に負担なく装着しながら,汗や間質液等の体液から生体情報を取得するためのデバイスと肌との界面(バイオインターフェース)制御技術に関する開発」「体調管理や疾病の早期発見につなげるセンサー・デバイスに関する開発」「装着時の快適性を高める被覆材料などに関する開発」の共同開発に携わる。同講座の活動を通じて,疾病予防や健康寿命の延伸につながる新しいヘルスケア医療の実現をめざす。(’22 4/13)

Related Posts

コスモエコパワーと日本精工,風力発電設備向け軸受の潤滑状態を監視する技術を実機環境で実証

コスモエコパワーと日本精工,風力発電設備向け軸受の潤滑状態を監視する技術を実機環境で実証

コスモエネルギーホールディングスのグループ会社であるコスモエコパワーと日本精工(NSK)は,風力発電設備の長期安定運用および運転・保守の高度化に向けた共同の取組みとして複数の実証実験を推進しているが,このほど,その一環として風力発電設備向け軸受の潤滑状態を監視するNSK独自技術について,初めて実機環境で実証実験を行い,実運用に向けた適用可能性を確認したことを発表した。

DMG森精機,GENIAC事業に採択,製造設備データ基盤と製造フィジカルAIの研究開発を推進

DMG森精機,GENIAC事業に採択,製造設備データ基盤と製造フィジカルAIの研究開発を推進

DMG森精機は,経済産業省およびNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が実施する「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/データエコシステムの構築等に関する研究開発(GENIAC事業)」において,同社を含む共同提案が採択されたと発表した。

Share This