DMG森精機は,超高精度複合加工機NTX 2500 2nd Generation,NTX 3000 2nd Generationの心間3000仕様である,NTX 2500 | 3000 2nd GenerationおよびNTX 3000 | 3000 2nd Generationの販売を開始した。
NTX 2500 2nd Generation,NTX 3000 2nd Generationは,2018年に心間1500仕様の販売を開始しており,自動車,航空機,医療機器,金型など形状が複雑化するワークの同時5軸加工に対応し,工程集約を実現できる機械として,世界中で使われている。今回開発した心間3000仕様は,ターニング用の高性能主軸turnMASTERと全長わずか350mmの旋削/ミーリング主軸compactMASTERを搭載し,1台でターニングとミーリングの全加工を行う。最大3,030mmの長尺ワークをワンチャッキングで加工できるため,段取り替え作業を低減し,長尺ワーク加工の工程集約を実現。また,オプションで工具を最大246本収納できる大容量工具マガジンや,長尺ワーク加工に使用するロングツールを収納するロングツールストッカも搭載可能となっている。
同社では,2021年から部品調達から商品出荷までの工程において,全世界の生産拠点でCO₂排出量実質ゼロの生産を実現しており,NTX 2500 | 3000 2nd GenerationおよびNTX 3000 | 3000 2nd Generationにもカーボンニュートラルな体制で生産された商品を表す「GREEN MACHINE」マークを付与している。さらに,待機時の消費電力の削減や加工性能の向上による加工時間の短縮など,エネルギー消費量の削減を実現し,顧客の環境対策にも配慮した商品となっている。(’22 3/2)