2022年3月2日

ENEOS,「和歌山製油所エリアの今後の在り方に関する検討会」キックオフミーティング開催される

ブルカージャパン ナノ表面計測事業部
アーステック
安藤パラケミー

ENEOSは,2022年2月25日(金),「和歌山製油所エリアの今後の在り方に関する検討会」キックオフミーティングを開催した。

同社は,同年1月25日(火)に,2023年10月をめどに和歌山製油所(和歌山県有田市)の精製・製造および物流機能を停止することを発表している。

初回となる今回は,主催者のENEOSのほか,和歌山県 商工観光労働部 商工観光労働部長の寺本 雅哉 氏,有田市長の望月 良男 氏,海南市長の神出 政巳 氏, 経済産業省 資源エネルギー庁 資源・燃料部 資源・燃料部長の定光 裕樹 氏,近畿経済産業局 近畿経済産業局長の伊吹 英明 氏が来賓として参加し,それぞれ挨拶を行った。

ENEOS総務部長の佐藤 由理 氏は,冒頭の挨拶にて「和歌山製油所は1941年の操業開始以降,80年という長い期間,石油精製・石油製品の生産を続けてくることができました。これもひとえに地域の皆様,構内協力会社,地元行政の皆様のご支援の賜物で,改めて感謝申し上げます。また,2017年1月,潤滑油製造装置の火災事故を起こした際も,皆様には多大なるご迷惑をおかけしたにも関わらず,地元の皆様から温かいお言葉,ご支援を賜りました。この場をお借りしてお礼申し上げます。地域の皆様に大変かわいがっていただいた和歌山製油所ですが,弊社をはじめとする石油業界を取り巻く環境は,大変厳しい状況にございます。具体的に,人口減少による需要の減少や脱炭素化によるエネルギー転換の潮流。海外では,アジアを中心として,高効率で大きなプラントが建設され,事業環境が大きく変化しております。このような状況の中,弊社においても生産・供給体制を見直しせざるを得ず,和歌山製油所の精製機能を停止するという判断に至りました」と述べ,同製油所の精製機能の停止について説明した。

同製油所の今後の活用については,「バイオマス発電などの電力事業,摘果みかんを使ったバイオエタノールの製造などはすでにアイデアとして挙がっているが,今後事業性の検証,深堀りを行い,実証の場として和歌山製油所エリアの活用を検討していきたい」と述べた。また,同製油所の広大な土地の活用については,「自社での検討に加え,自社以外の企業の誘致や協業についても検討を行い,広く外部の皆様にお声がけさせていただき,一緒に考える場を作っていきたい」と今後の方向性を示し,「地元をよく知る皆様の知見をお借りしつつ,地元ならではの発想,アイデアにもとづく活用方法の起案,検討も行っていきたいと考えておりますので,忌憚のないご意見をお願いします」と述べた。

<和歌山製油所の概要>
  • 所在地:和歌山県有田市初島町浜1000
  • 操業開始:1941年(昭和16年)
  • 所長:手島 政嘉
  • 従業員:447名(2022年1月1日現在)
  • 敷地面積:約248万m²
  • 原油処理能力:127,500バレル/日  (’22 3/2)

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