2022年2月9日

SABIC,BSRノイズを低減する着色可能なPTFEフリーのコンパウンドを発表

ブルカージャパン ナノ表面計測事業部
アーステック
安藤パラケミー

SABIC(サウジ基礎産業公社)は,自動車の室内で発生するBSR(バズ・軋み・ラトル,Buzz-Squeak-Rattle)ノイズの防止に効果が高い,自己潤滑性に優れた「LNP™ LUBRILOY™(ルブリロイ)N2000コンパウンド」を発表した。同製品は,非晶性樹脂ブレンドをベースとしており,成形着色性と塗装性を兼ね備えている。同社が独自に開発した相溶化オレフィン系アロイは,シリコーンやポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を含有していないため,自動車OEMや部品サプライヤーは,成形部品間の摩擦やスティック・スリップと呼ばれる振動現象を大幅に低減し,不要なノイズを抑制または防止することができる。

また同製品は,黒鉛やモリブデンなどの固体潤滑剤を用いた市販のコンパウンドでは実現困難な色調での成形着色が可能であり,自動車の内装を魅力的に演出することができる。加えて塗装性にも優れており,従来のシリコーン系材料ではシリコーンオイルによる表面欠陥が問題となっていたが,同製品はその問題を解決している。

同社では,自動車デザイナーを支援するため,スタイリッシュな深みと光沢を備えた黒色の次世代高潤滑性LNP素材の開発を進めている。(’22 2/9)

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