日本能率協会は,「2022年(第10回)GOOD FACTORY賞」の受賞企業として,青森オリンパス,花王,JUKI,東レの4社・4工場を決定した。同賞は,アジア地域で工場の生産性向上,品質向上など体質革新活動に取り組んでいる事例に着目し,そのプロセスや成功要因,現場の知恵,働く人々の意識改革,社会的貢献などの内容を日本製造業の範として顕彰する賞。優良工場の事例を産業界に広く紹介することで,製造業の体質強化と発展に寄与することを目的としている。アジア地域に進出している日系現地企業・工場ならびに日本国内工場(日系現地企業の場合,日本企業の出資比率は概ね40%以上を想定)を応募対象とし,中国・アジア地域ならびに日本のものづくりの優秀なモデルとして他社の範となる工場・事業所を,ものづくりプロセス革新賞,ものづくり人材育成貢献賞,ものづくりCSR貢献賞,ファクトリーマネジメント賞の4部門で表彰する。
なお次回は,2021年12月より第11回目の応募を開始し,2023年2月中旬に受賞発表を予定している。
<各部門の受賞企業とテーマ>- ファクトリーマネジメント賞 青森オリンパス(テーマ:倒れてもタダでは起きない! 失敗から学ぶ! グローバルで,ものづくりに貢献する高付加価値工場の実現!)
- ものづくり人材育成貢献賞 花王 栃木工場(テーマ:紙加工製品のグローバル マザー工場における人財育成への取り組み)
- ものづくりプロセス革新賞 JUKI 大田原工場(テーマ:技能とデジタルの融合によるものづくり)
- ファクトリーマネジメント賞 東レ 岐阜工場(テーマ:ゼロ災追求魂と現場最前線の人材育成による操業基盤の強化) (’22 2/9)