ダウ・ケミカル日本は,循環型社会の実現に向けた地域参加型リサイクルプログラムを通じ,回収した廃プラスチックを利用して作られた約5000枚のごみ袋を協力パートナーに寄贈することを発表した。2020年9月より始まった同プログラムは,環境ソーシャルベンチャーであるテラサイクルおよび国際環境NGOバードライフ・インターナショナル東京(以下バードライフ)と協力し,バードライフと社会連携活動を実施する「Jリーグ鳥の会」参加クラブの協力により,地域と連動した清掃活動,環境教育,廃プラスチックのリサイクルを推進する取り組みとして実施された。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により,プログラムは当初の清掃活動規模から縮小して実施されたが,「Jリーグ鳥の会」の協力を得て,福岡県北九州市に広がる曽根干潟や鳥取県において約50キロのプラスチックごみを回収した。共に清掃活動を行った北九州市曽根東小学校の児童へ,回収したプラスチックごみを利用して作られたごみ袋の一部が届けられた。
寄贈されたごみ袋は,ダウのPCR(ポストコンシューマーリサイクル)樹脂が活用され,日生化学の協力の元,製作された。
今後は,Jリーグのガイナーレ鳥取や千葉県習志野市谷津干潟自然観察センターなどにごみ袋が寄贈される予定となっている。(’22 1/26)