2021年7月21日

ダウ,シェルとの低炭素クラッカー共同技術開発の進展を発表

三洋貿易
2026洗浄総合展
SURTECH 2026
ニコットラボ 研究デザインラボ

ダウは,同社とシェルによる電熱分解炉(クラッカー)の技術プログラムの進捗状況を発表した。

両社は,オランダ政府が資金提供を行うMOOI(Mission-driven Research, Development and Innovation subsidy)スキームにおいて,同プログラムが350万ユーロ(420万米ドル)を獲得したことと,オランダ応用科学研究機構およびサステナブルプロセス技術研究所との協働についても発表した。この複数企業による協働は,短期的な進捗と長期的なブレークスルーにおいて必要となる,重要なマイルストーンの達成を加速することを目的としている。

初年度のプログラムでは,既存の熱分解炉の電化を目指すと同時に,長期的には電化された熱分解炉の新設計に用いる革新的な技術を追求している。これらのアプローチを通じて,両社の2030年のCO2削減目標を達成するために必要な大幅な排出削減,さらにはパリ協定に沿った両社の2050年までのネット・ゼロ排出目標の達成を目指す。オランダと米国の共同チームは,電気設計,金属学,炭化水素技術,計算流体力学などの専門知識を展開することにより,コンセプトの絞り込み,排出削減効果の実証,特許の推進,電気加熱構造の耐久性の実証,装置サプライヤーとの提携を行った。

両社は現在,数メガワット規模のパイロットプラント建設の審査を行っており,投資支援を前提に,2025年の稼働を目指している。(’21 7/21)

Related Posts

出光興産,グループ内で使用済みプラスチック由来の油からナフサまでの一貫製造を実現

出光興産,グループ内で使用済みプラスチック由来の油からナフサまでの一貫製造を実現

出光興産と子会社の出光ケミカルリサイクル・ジャパン (以下,CRJ)は,CRJ市原事業所の油化ケミカルリサイクル設備で生産したケミカルリサイクル油(使用済みプラスチックを油化して生産した軽質原油相当の油。以下,CR油)を,出光興産千葉事業所の石油精製装置で処理し,CR油からナフサを製造した。

Share This