2021年7月21日

三洋化成工業,持続可能な農業を目指して宮崎県新富町と連携協定を締結

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025
'25 7/23~25
メンテナンス・レジリエンスTOKYO2025
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三洋化成工業と宮崎県児湯郡新富町は,持続可能な農業を目指して連携協定を締結したことを発表した。

三洋化成は,近年,重点分野として,エネルギー分野,バイオメディカル分野に加え,人々の健康と暮らしを支える農業分野にも注力しており,同社がこれまで培った界面制御技術をはじめとする化学技術によって,農業分野の課題に応えるソリューションの提供を目指している。

その1つとして,同社では農業におけるペプチドの活用を研究開発している。特定のペプチドを与えることで,植物に不足している性質を発現させ,従来の品種改良と比較して,安心で簡単に植物の様々な機能を引き出すことが可能となり,その結果,病害虫や気候変動による被害を防ぎ,農作物の収量や品質を向上することが期待されている。

新富町は,基幹産業である農業の振興発展に向けた取組の拠点となる新しい農業公社「ニューアグリベース」を設立,新たな農業生産技術の研究開発や人材育成などに取り組み,地域農業が抱える課題の解決や新たな農業生産システムの構築を行う。そのため,農業技術の試験研究,新規作物の産地化等の実証実験を実施可能とする試験研究用ハウス施設等を整備する。

三洋化成は,試験研究用ハウス施設等を地域農業者と共同研究の場として活用し「ペプチド農業」の実証検討を行うことにより,農業関係者との連携及び試験研究の拡充,地域農業者への普及啓発を行っていく。同協業を通して,両者はペプチド等の有用技術を用いた新しい農業を確立し,持続可能な農業の実現を目指す。(’21 7/21)

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