ドイツの特殊化学品メーカー,ランクセスは2021年6月18日,上海化学工業団地(以下,SCIP)においてアジア太平洋地域用途開発センター(以下,AADC)の開所式を行った。AADCは,同社のアジア太平洋地域における新しい研究拠点で,地域内でのイノベーション能力を大幅に向上させることが期待されている。同センターでは,まず,ポリマーアディティブス(PLA),ルブリカントアディティブス(LAB),ウレタンシステムズ(URE)の3つのビジネスユニットの研究活動を統合する。AADCは,SCIPに新設されたInnoGreen上海国際化学新材料イノベーションセンターで事業を始める初のプロジェクトとなる。
開所式には,ランクセス・アジア太平洋地域社長の銭 明誠 氏,上海ドイツ連邦共和国総領事館のトーマス・トリラー 総領事代理,中国石油・化学工業連合会(CPCIF)会長の李 寿生 氏,上海化学工業団地の運営管理委員会(SCIPAC)ディレクターの馬 静 氏,AADC 代表のアニカ・ファン・アーケン 氏らが出席した。ランクセスの経営委員会会長兼最高経営責任者(CEO)のマティアス・ツァハト 氏と経営委員会メンバーのアンノ・ブロコウスキー 氏は,オンラインでの出席となった。(’21 7/14)