出光興産は,北海道製油所の構内で使用する構内車両として,タジマモーターコーポレーションが開発し,出光タジマEVが提供する超小型EV「ジャイアン」計2台を導入した。また,車両を充電するカーポートの屋根には,出光の子会社であるソーラーフロンティアが開発したCIS太陽電池を設置した。
導入した超小型EVは,構内車両として業務に使用するだけではなく,冬季には-10℃を下回る北海道苫小牧市の気候下で,寒冷地における超小型EVの有効性や課題を検証するフィールド試験の実施に活用する。フィールド試験では,寒冷地における超小型EVの始動性・航続距離・バッテリーへの影響,災害時における蓄電池としての有効性などを検証し,出光タジマEVの次世代モビリティ開発へ応用する。(’21 5/26)