ドイツの特殊化学品メーカー,ランクセスは,国際的な気候変動問題などへの取り組みを行う団体 CDP(旧名称:カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)から,気候変動に対する取り組みが再び評価され,CDPの最新の調査において,対象の約5,800社のうち,上位5%にあたる270社が選定される「気候変動Aリスト」に名を連ねた。
「A」評価は,気候変動対策における開示の透明性と網羅性,および実績が評価された企業に与えられ,同社がこの「Aリスト」に選定されたのは今回が4度目となる。
同社は,気候保護とエネルギー効率を主要なテーマとして,持続可能性に焦点を当てた事業活動を行っており,2040年までにクライメイト・ニュートラル(気候中立)の達成と温室効果ガス排出量の削減を目標としている。同社の2019年の温室効果ガス排出量はCO2換算で306万tで,前年から約15万tの削減となった。(’21 1/13)