出光興産と日本ユニシスは,太陽光,EV,蓄電池を組み合わせたエネルギーマネジメント技術の開発を目指し,建物の電力需要,太陽光発電量,EVの稼働状態,卸電力市場動向などの予測値を基に,EVおよび蓄電池の充放電制御を最適化する実証試験を,2021年3月より開始すると発表した。
同実証試験は,出光興産の100%子会社であるソーラーフロンティアの国富工場で実施。事務所棟の電力需要,ソーラーカーポートの発電量,複数台のEVの稼働状態予測などを基に,EVおよび蓄電池の最適な充放電計画を事前に作成し,太陽光,EV,蓄電池などの複合制御を行う技術を確立することで,電力需要家のコスト低減や小売電気事業者の調達コスト低減等を実現していく。なお,試験には,ソーラーフロンティアの保有資産(事務所棟,業務用EV)や製品(蓄電池,EV充放電器,EV充電器,ソーラーカーポートなど)を活用する。(’20 12/2)